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財政力指数が高い自治体ランキング|子育て支援が手厚い街

財政力指数は自治体の財政的な豊かさを示す重要指標。財政力が高い自治体ほど、独自の子育て支援策を実施できる傾向があります。

最終更新:2026年3月 ・ 出典:e-Stat

子育て移住先を選ぶとき、保育所の数や医療体制と並んで重要なのが「自治体の財政力」です。財政力の高い自治体は、国の制度に上乗せした独自の子育て支援策を実施できるため、医療費助成の拡充、給食費の無償化、出産祝い金など、子育て世帯にとって手厚いサービスが期待できます。

この記事では、政府統計データ(e-Stat)に基づく「財政力指数」で全国の自治体をランキングし、財政力指数とは何か、なぜ子育て支援と深い関係があるのかを詳しく解説します。

1. 財政力指数とは?

財政力指数とは、地方自治体の財政的な豊かさを示す指標で、基準財政収入額を基準財政需要額で割った値の3年間の平均です。総務省が毎年公表しています。

財政力指数の読み方

1.0以上

基準財政収入額が基準財政需要額を上回っており、普通交付税の不交付団体。財政的に非常に豊かな自治体です。

0.5〜1.0

全国平均を上回る水準。自主財源で多くの行政サービスを賄える自治体です。

0.5未満

国からの交付税への依存度が高い自治体。独自の上乗せ施策が難しい場合があります。

全国の自治体の財政力指数の平均値は0.50です。1.0を超える自治体は「不交付団体」と呼ばれ、国からの地方交付税に頼らず自前の税収で行政を運営できる、財政的に非常に恵まれた自治体です。

財政力指数が高い自治体には、大企業の工場や本社がある自治体、原子力発電所や大型商業施設がある自治体、人口が多く住民税収入が安定している自治体などがあります。

2. 財政力指数と子育て支援の関係

財政力が高い自治体は「余裕のある予算」を独自施策に充てることができます。これが子育て支援の手厚さに直結するケースが多いのです。

医療費助成の拡充

国の制度では就学前までの医療費助成が基本ですが、財政力の高い自治体では18歳まで(高校卒業まで)の医療費を完全無償化しているところがあります。所得制限なし・自己負担ゼロの完全無償化は、財政力がなければ実現できません。

給食費の無償化

学校給食費の無償化は、子育て世帯の家計を大きく助けます。小中学校9年間で1人あたり約50万円の負担軽減になります。財政力指数の高い自治体を中心に、給食費無償化の動きが広がっています。

出産・子育て祝い金

出産時に10万円〜50万円の祝い金を支給する自治体があります。第2子・第3子でさらに増額されるケースも。これらの独自施策は財政に余裕がある自治体だからこそ実施できるものです。

保育料の減免・無償化

国の幼児教育・保育の無償化(3〜5歳)に加え、0〜2歳の保育料を独自に減免・無償化している自治体があります。第2子以降の保育料を完全無償にする自治体も増えています。

知っておきたいポイント

ただし、財政力指数が高い=必ず子育て支援が手厚いとは限りません。財政力が高くても、子育て以外の分野(インフラ整備、産業振興など)に予算を優先配分している自治体もあります。財政力指数はあくまで「子育て支援を手厚くできるポテンシャル」を示す指標として捉え、実際の支援内容は個別に確認しましょう。

3. 財政力指数が高い自治体ランキング TOP50

人口1万人以上の自治体を財政力指数の高い順に並べたランキングです。財政力指数とあわせて、子育て関連指標も掲載しています。

1 青森県 六ヶ所村
1.69
人口: 10,367 子ども比率: 10.3% 保育所: 5 医師: 4.8/万人
2 長野県 軽井沢町
1.61
人口: 19,188 子ども比率: 11.1% 保育所: 4 医師: 17.7/万人
3 東京都 武蔵野市
1.48
人口: 150,149 子ども比率: 11.5% 保育所: 19 医師: 36.0/万人
4 千葉県 浦安市
1.46
人口: 171,362 子ども比率: 12.6% 保育所: 25 医師: 41.7/万人
5 愛知県 豊田市
1.42
人口: 422,330 子ども比率: 13.3% 保育所: 75 医師: 19.1/万人
6 愛知県 みよし市
1.41
人口: 61,952 子ども比率: 14.5% 保育所: 10 医師: 9.0/万人
7 神奈川県 箱根町
1.39
人口: 11,293 子ども比率: 6.0% 保育所: 3 医師: 8.0/万人
8 茨城県 神栖市
1.38
人口: 95,454 子ども比率: 13.2% 保育所: 24 医師: 10.6/万人
9 茨城県 東海村
1.36
人口: 37,891 子ども比率: 14.2% 保育所: 9 医師: 11.9/万人
10 愛知県 刈谷市
1.31
人口: 153,834 子ども比率: 13.6% 保育所: 15 医師: 23.7/万人
11 千葉県 成田市
1.29
人口: 132,906 子ども比率: 12.6% 保育所: 23 医師: 43.4/万人
12 三重県 川越町
1.28
人口: 15,123 子ども比率: 14.4% 保育所: 4 医師: 7.3/万人
13 愛知県 東海市
1.27
人口: 113,787 子ども比率: 14.5% 保育所: 18 医師: 15.5/万人
14 静岡県 長泉町
1.26
人口: 43,336 子ども比率: 15.9% 保育所: 6 医師: 66.9/万人
15 愛知県 安城市
1.26
人口: 187,990 子ども比率: 14.7% 保育所: 30 医師: 22.5/万人
16 福岡県 苅田町
1.24
人口: 37,684 子ども比率: 13.8% 保育所: 7 医師: 18.0/万人
17 愛知県 小牧市
1.22
人口: 148,831 子ども比率: 13.0% 保育所: 21 医師: 20.4/万人
18 埼玉県 戸田市
1.21
人口: 140,899 子ども比率: 14.2% 保育所: 33 医師: 20.2/万人
19 愛知県 碧南市
1.21
人口: 72,458 子ども比率: 13.6% 保育所: 13 医師: 17.1/万人
20 三重県 四日市市
1.21
人口: 305,424 子ども比率: 12.3% 保育所: 51 医師: 25.3/万人
21 神奈川県 厚木市
1.20
人口: 223,705 子ども比率: 11.7% 保育所: 31 医師: 19.2/万人
22 東京都 府中市
1.18
人口: 262,790 子ども比率: 12.6% 保育所: 46 医師: 36.3/万人
23 東京都 調布市
1.17
人口: 242,614 子ども比率: 11.9% 保育所: 49 医師: 14.1/万人
24 愛知県 大府市
1.15
人口: 93,123 子ども比率: 15.2% 保育所: 16 医師: 33.8/万人
25 (旧)愛知県 長久手町
1.15
人口: 52,022 子ども比率: 17.1% 保育所: 6 医師: 98.6/万人
26 愛知県 大口町
1.15
人口: 24,305 子ども比率: 14.2% 保育所: 4 医師: 14.4/万人
27 東京都 立川市
1.14
人口: 183,581 子ども比率: 11.9% 保育所: 32 医師: 36.7/万人
28 東京都 三鷹市
1.14
人口: 195,391 子ども比率: 12.0% 保育所: 36 医師: 55.7/万人
29 山梨県 昭和町
1.13
人口: 20,909 子ども比率: 15.7% 保育所: 8 医師: 15.3/万人
30 東京都 多摩市
1.12
人口: 146,951 子ども比率: 11.3% 保育所: 21 医師: 33.5/万人
31 愛知県 豊山町
1.12
人口: 15,613 子ども比率: 14.6% 保育所: 3 医師: 4.5/万人
32 京都府 久御山町
1.12
人口: 15,250 子ども比率: 11.6% 保育所: 3 医師: 84.6/万人
33 愛知県 幸田町
1.11
人口: 42,449 子ども比率: 16.4% 保育所: 8 医師: 10.4/万人
34 滋賀県 竜王町
1.11
人口: 11,789 子ども比率: 12.8% 保育所: 2 医師: 14.4/万人
35 千葉県 袖ケ浦市
1.09
人口: 63,883 子ども比率: 13.5% 保育所: 9 医師: 11.1/万人
36 千葉県 市川市
1.08
人口: 496,676 子ども比率: 11.5% 保育所: 84 医師: 14.8/万人
37 神奈川県 鎌倉市
1.07
人口: 172,710 子ども比率: 11.3% 保育所: 26 医師: 38.1/万人
38 新潟県 聖籠町
1.07
人口: 14,259 子ども比率: 14.5% 保育所: 3 医師: 13.3/万人
39 埼玉県 三芳町
1.06
人口: 38,434 子ども比率: 12.1% 保育所: 3 医師: 24.2/万人
40 神奈川県 藤沢市
1.06
人口: 436,905 子ども比率: 13.0% 保育所: 59 医師: 23.3/万人
41 神奈川県 寒川町
1.06
人口: 48,348 子ども比率: 12.8% 保育所: 4 医師: 8.9/万人
42 愛知県 長久手市
1.06
人口: 60,162 子ども比率: 16.8% 保育所: 11 医師: 101.4/万人
43 宮城県 大和町
1.05
人口: 28,786 子ども比率: 14.3% 保育所: 4 医師: 11.1/万人
44 茨城県 つくば市
1.05
人口: 241,656 子ども比率: 14.3% 保育所: 56 医師: 60.5/万人
45 埼玉県 和光市
1.05
人口: 83,989 子ども比率: 13.6% 保育所: 15 医師: 36.4/万人
46 千葉県 市原市
1.05
人口: 269,524 子ども比率: 11.1% 保育所: 27 医師: 20.4/万人
47 千葉県 印西市
1.04
人口: 102,609 子ども比率: 16.4% 保育所: 16 医師: 29.3/万人
48 東京都 国分寺市
1.04
人口: 129,242 子ども比率: 11.7% 保育所: 28 医師: 11.0/万人
49 神奈川県 海老名市
1.04
人口: 136,516 子ども比率: 12.9% 保育所: 20 医師: 20.7/万人
50 福井県 高浜町
1.04
人口: 10,326 子ども比率: 11.6% 保育所: 3 医師: 10.7/万人

※ 人口1万人以上の自治体が対象。財政力指数はe-Statの最新データに基づく。

4. ランキングから読み取れること

大企業の工場・本社がある自治体が上位に

財政力指数が高い自治体の多くは、大企業の工場や本社が立地しており、法人住民税・固定資産税の収入が豊富です。これらの自治体では、企業からの安定した税収を背景に、子育て支援や教育環境の充実に積極的な投資を行っています。

首都圏近郊のベッドタウンも健闘

東京近郊のベッドタウンは、住民税収入が安定しているため財政力指数が高い傾向にあります。これらの自治体は都心へのアクセスが良く、共働き世帯にとっては仕事と子育ての両立がしやすい環境です。住居費はやや高めですが、子育て支援の手厚さとのバランスで判断しましょう。

所得水準と財政力の相関

ランキングを見ると、一人あたり所得が高い自治体は財政力指数も高い傾向が見られます。高所得の住民が多い自治体は住民税収入が多く、結果として自治体の財政基盤が強くなります。ただし、住民の所得水準が高い自治体は物価や住居費も高い傾向があるため、実質的な生活水準で比較することが重要です。

5. 財政力指数だけで判断しない

財政力指数は子育て移住先を選ぶ上で重要な参考指標ですが、これだけで移住先を決めるべきではありません。以下の点も総合的に考慮しましょう。

1.

実際の子育て支援内容:財政力が高くても、子育て支援に予算を割いていない自治体もあります。各自治体の具体的な支援策を確認しましょう。

2.

医療・教育環境:財政力が高くても、小児科医が不足している自治体もあります。マチスコアの医療アクセスランキングもあわせてご確認ください。

3.

生活コスト:財政力の高い自治体は住居費・物価も高い傾向があります。手取り収入に対する生活コストの割合で比較しましょう。

4.

将来の見通し:企業城下町の場合、企業の業績や工場の移転によって財政力が大きく変動するリスクがあります。複数の産業基盤がある自治体のほうが安定性は高いです。

マチスコアでは財政力以外にも保育・医療・教育・住みやすさ・将来性の5軸を含む6軸総合評価を行っています。より総合的な視点で移住先を選びたい方は、子育て移住おすすめランキング診断ツールもぜひご活用ください。

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