マチスコア データで街を選ぶ

共働き子育てしやすい市町村ランキング TOP50

「保育所に入れる・通勤しやすい・医療費が軽い」——共働き世帯の暮らしを支える4指標を合成した子育てしやすい街ランキングです。

最終更新:2026年4月 ・ 出典:e-Stat/こども家庭庁/国土数値情報

共働き世帯にとって、移住先選びは「仕事を続けられるか」と「子育てできるか」を両立させる難題です。どんなに子育て支援が手厚くても、駅から遠ければ通勤が困難になりますし、保育所に入れなければ復職そのものが難しくなります。

この記事では、共働き世帯に特に重要な「保育所の入りやすさ」「通勤のしやすさ」「子育て支援の厚さ」「医療費負担の軽さ」の4指標を合成し、人口1万人以上の自治体をランキングしました。マチスコアの6軸評価(子育て支援/医療アクセス/教育環境/財政基盤/住環境/将来性)のうち、共働き世帯向けに特化した切り口です。

1. 共働き世帯にとって重要な指標

共働き子育てに適した街を評価する際、単身や子どものいない共働きカップルとは異なる視点が必要です。マチスコアでは、以下の4つを特に重要な指標と位置づけました。

保育所に入れるか(待機児童率)

共働きを続けるうえで最大のボトルネックが保育所です。待機児童が多い自治体では、入園できず復職を断念するケースもあります。申込者に対する待機児童の割合(待機児童率)を見ることで、「どの程度入れるか」を把握できます。

通勤のしやすさ(駅数)

自治体内の駅数は、通勤の選択肢の広さを示す代理指標です。駅が多い自治体は複数路線が乗り入れていることが多く、勤務地が変わっても転居せずに済みます。データは国土数値情報(令和4年)に基づきます。

子育て支援の厚さ(児童福祉費)

子ども1人あたりの児童福祉費は、自治体が子育てにどれだけ予算を振り向けているかを示します。学童保育、病児保育、産後ケアなど、共働き世帯が頼る施策の原資でもあります。

医療費助成(通院対象年齢)

子どもは小さいうちほど頻繁に通院します。医療費助成の対象年齢が高い自治体では、共働き世帯の家計負担と休暇取得のハードルを下げてくれます。

本ランキングの対象自治体では、駅数の平均は 約6.7駅 です。これを超える自治体は、公共交通によるアクセス面で平均以上の利便性を持つと考えられます。

2. ランキングの算出方法

人口1万人以上かつ保育所申込者数が1人以上(待機児童率を算出可能)の自治体を対象に、以下の4指標をそれぞれ0〜1に正規化し、重み付き合計で合成スコアを算出しました。

合成スコアの内訳

  • ・ 待機児童率の低さ(反転):35%
  • ・ 駅数(通勤のしやすさ):25%
  • ・ 児童福祉費(子ども1人あたり):20%
  • ・ 医療費助成の通院対象年齢:20%

「保育所に入れない」ことは共働き継続の最大の障害になるため、待機児童率を最重要指標(35%)としました。駅数は、通勤時間そのものを示すわけではありませんが、自治体内の公共交通網の充実度を表す代理指標として採用しています。

3. TOP50ランキング

共働き子育てしやすい自治体を、合成スコアの高い順に50位まで掲載しています。

1
大阪府 大阪市
大阪府
待機児童: 0 駅数: 251 医療費: 18歳 路線数: 35
2
神奈川県 横浜市
神奈川県
待機児童: 0 駅数: 205 医療費: 15歳 路線数: 25
3
福井県 高浜町
福井県
待機児童: 0 駅数: 4 医療費: 18歳 路線数: 1
4
愛知県 名古屋市
愛知県
待機児童: 0 駅数: 149 医療費: 18歳 路線数: 21
5
福岡県 北九州市
福岡県
待機児童: 0 駅数: 127 医療費: 18歳 路線数: 20
6
兵庫県 神戸市
兵庫県
待機児童: 0 駅数: 120 医療費: 18歳 路線数: 19
7
青森県 六ヶ所村
青森県
待機児童: 0 駅数: 0 医療費: 18歳 路線数: 0
8
東京都 千代田区
東京都
待機児童: 0 駅数: 29 医療費: 18歳 路線数: 18
9
三重県 南伊勢町
三重県
待機児童: 0 駅数: 0 医療費: 18歳 路線数: 0
10
京都府 京都市
京都府
待機児童: 0 駅数: 121 医療費: 15歳 路線数: 20
11
京都府 京丹波町
京都府
待機児童: 0 駅数: 4 医療費: 18歳 路線数: 1
12
広島県 広島市
広島県
待機児童: 0 駅数: 126 医療費: 15歳 路線数: 14
13
北海道 札幌市
北海道
待機児童: 0 駅数: 93 医療費: 18歳 路線数: 10
14
東京都 港区
東京都
待機児童: 0 駅数: 35 医療費: 18歳 路線数: 16
15
東京都 新宿区
東京都
待機児童: 0 駅数: 28 医療費: 18歳 路線数: 13
16
高知県 宿毛市
高知県
待機児童: 0 駅数: 4 医療費: 18歳 路線数: 1
17
東京都 豊島区
東京都
待機児童: 0 駅数: 26 医療費: 18歳 路線数: 10
18
岩手県 八幡平市
岩手県
待機児童: 0 駅数: 12 医療費: 18歳 路線数: 1
19
東京都 品川区
東京都
待機児童: 0 駅数: 25 医療費: 18歳 路線数: 11
20
東京都 大田区
東京都
待機児童: 0 駅数: 39 医療費: 18歳 路線数: 10
21
和歌山県 みなべ町
和歌山県
待機児童: 0 駅数: 2 医療費: 18歳 路線数: 1
22
静岡県 静岡市
静岡県
待機児童: 0 駅数: 80 医療費: 18歳 路線数: 7
23
東京都 杉並区
東京都
待機児童: 0 駅数: 17 医療費: 18歳 路線数: 5
24
東京都 中野区
東京都
待機児童: 0 駅数: 12 医療費: 18歳 路線数: 6
25
石川県 志賀町
石川県
待機児童: 0 駅数: 0 医療費: 18歳 路線数: 0
26
東京都 文京区
東京都
待機児童: 4 駅数: 14 医療費: 18歳 路線数: 6
27
熊本県 熊本市
熊本県
待機児童: 0 駅数: 61 医療費: 18歳 路線数: 10
28
東京都 中央区
東京都
待機児童: 0 駅数: 24 医療費: 18歳 路線数: 12
29
東京都 墨田区
東京都
待機児童: 5 駅数: 13 医療費: 18歳 路線数: 8
30
東京都 台東区
東京都
待機児童: 0 駅数: 18 医療費: 18歳 路線数: 11
31
石川県 宝達志水町
石川県
待機児童: 0 駅数: 3 医療費: 18歳 路線数: 1
32
東京都 練馬区
東京都
待機児童: 0 駅数: 20 医療費: 18歳 路線数: 7
33
東京都 荒川区
東京都
待機児童: 11 駅数: 20 医療費: 18歳 路線数: 8
34
東京都 渋谷区
東京都
待機児童: 0 駅数: 18 医療費: 18歳 路線数: 13
35
東京都 江東区
東京都
待機児童: 0 駅数: 27 医療費: 18歳 路線数: 10
36
埼玉県 神川町
埼玉県
待機児童: 0 駅数: 1 医療費: 18歳 路線数: 1
37
和歌山県 串本町
和歌山県
待機児童: 0 駅数: 8 医療費: 18歳 路線数: 1
38
東京都 目黒区
東京都
待機児童: 0 駅数: 10 医療費: 18歳 路線数: 6
39
石川県 珠洲市
石川県
待機児童: 0 駅数: 0 医療費: 18歳 路線数: 0
40
東京都 葛飾区
東京都
待機児童: 0 駅数: 12 医療費: 18歳 路線数: 7
41
京都府 与謝野町
京都府
待機児童: 0 駅数: 1 医療費: 18歳 路線数: 1
42
奈良県 御所市
奈良県
待機児童: 0 駅数: 6 医療費: 18歳 路線数: 3
43
福島県 喜多方市
福島県
待機児童: 0 駅数: 6 医療費: 18歳 路線数: 1
44
長崎県 長崎市
長崎県
待機児童: 0 駅数: 43 医療費: 18歳 路線数: 7
45
東京都 北区
東京都
待機児童: 18 駅数: 19 医療費: 18歳 路線数: 6
46
岡山県 岡山市
岡山県
待機児童: 0 駅数: 49 医療費: 18歳 路線数: 9
47
東京都 板橋区
東京都
待機児童: 7 駅数: 19 医療費: 18歳 路線数: 3
48
千葉県 千葉市
千葉県
待機児童: 0 駅数: 46 医療費: 18歳 路線数: 8
49
北海道 函館市
北海道
待機児童: 0 駅数: 29 医療費: 18歳 路線数: 6
50
福井県 福井市
福井県
待機児童: 0 駅数: 44 医療費: 18歳 路線数: 5

※ 人口1万人以上かつ保育所申込者数1人以上の自治体が対象。駅数は国土数値情報(令和4年)、待機児童・医療費助成はこども家庭庁の最新データに基づきます。

4. 傾向分析

都市圏近郊のベッドタウンが上位に多い

ランキング上位には、東京圏・名古屋圏・大阪圏などの都市圏近郊にあるベッドタウンが多い傾向があります。これらの自治体は、複数路線が乗り入れる駅を抱え、都心勤務の共働き世帯にとって通勤の選択肢が豊富です。一方で、地価が高めで待機児童が発生しやすい地域もあるため、個別に確認が必要です。

「保育所に入れる」ことのインパクト

上位ランキングに入る自治体の多くは、待機児童率が非常に低い、あるいはゼロを維持しています。人口流入が続く地域でも、継続的な保育所整備によって待機児童ゼロを達成している自治体は、共働き世帯にとって非常に魅力的です。

駅数と待機児童のトレードオフ

一般的に、駅数が多い都市的な自治体ほど人口流入圧力が強く、待機児童が発生しやすい構造があります。逆に、駅数が少ない郊外では待機児童は少ないものの通勤負担が大きくなります。本ランキングの上位自治体は、このトレードオフを両立できている「バランス型」の街と言えます。

5. 注意点

このランキングを移住検討に使う際、以下の点を必ず踏まえてください。

1.

駅数 ≠ 通勤時間: 駅数は自治体内の駅の合計であり、実際の勤務地までの所要時間を示すものではありません。路線の乗り入れ先や通勤ラッシュの混雑度は別途確認する必要があります。

2.

待機児童ゼロの内訳: 待機児童の定義は自治体ごとに異なります。認可外保育所を利用している等の「隠れ待機児童」を含めていない自治体もあるため、実際の入園難易度は個別調査が必要です。

3.

学童保育・延長保育: 小学校入学後の「小1の壁」を左右する学童保育や、残業時の延長保育の有無は、本ランキングには含まれていません。個別に確認しましょう。

4.

リモートワーク前提なら別評価を: フルリモートなら駅数の重みは下がり、代わりに地価や自然環境の比重が上がります。 リモートワーク移住ランキング も参考にしてください。

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