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リモートワーク移住におすすめの街ランキング TOP50

テレワーク時代の移住先選び。地価の手頃さ・財政力・医療アクセス・将来性を総合評価し、リモートワーカーに最適な自治体をランキングしました。

最終更新:2026年3月 ・ 出典:e-Stat・国土交通省地価公示

テレワークの普及により、都市部に住む必要がなくなった方が増えています。オフィスへの通勤が不要になれば、住居費が安く、自然環境が豊かで、ゆとりある暮らしができる地方都市への移住が現実的な選択肢になります。

この記事では、政府統計データに基づき、地価の手頃さ・自治体の財政力・医療アクセス・人口動態などを総合的にスコアリングし、リモートワーク移住に適した自治体をランキング形式で紹介します。

1. テレワーク移住が注目される理由

新型コロナウイルスの流行を契機に、多くの企業がリモートワークを導入しました。パンデミック収束後もテレワークを継続・恒常化する企業は増えており、「働く場所」の自由度は大きく高まっています。

政府も「デジタル田園都市国家構想」を掲げ、地方への人の流れを促進する政策を進めています。住居費の抑制、通勤ストレスの解消、子育て環境の改善など、テレワーク移住には多くのメリットがあります。

テレワーク移住のメリット

住居費

地方都市は都市部と比べて住宅地の地価が大幅に安く、同じ予算で広い住居を確保できます。

生活環境

自然環境の豊かさ、子どもの遊び場の多さ、地域コミュニティの温かさなど、暮らしの質が向上します。

ワークライフ

通勤時間がゼロになることで、家族との時間や趣味の時間が増え、ワークライフバランスが改善します。

2. リモートワーク移住先の選び方

リモートワーク移住先を選ぶ際には、住居費の安さだけでなく、生活インフラの充実度や将来性も考慮する必要があります。本ランキングでは以下の指標を組み合わせた総合スコアで評価しています。

地価の手頃さ(30%)

住宅地の平均地価が安いほど高スコア。住居費はリモートワーカーの最大の固定費であり、地方移住の最大のメリットです。

財政力指数(20%)

自治体の財政的な豊かさを示す指標。財政力が高い自治体は行政サービスが安定しており、生活インフラの維持・改善が期待できます。

空き家率の低さ(15%)

空き家率が低い地域は住宅需要があり、地域の活力が維持されている証拠です。生活インフラの衰退リスクが低い傾向があります。

人口増減率(15%)

人口が増えている自治体は将来的にも生活インフラが維持される可能性が高く、移住先としての安心感があります。

医療アクセス(10%)

人口あたりの医師数で評価。日常的な通院は不要でも、いざという時の医療アクセスは移住先選びの重要な要素です。

所得水準(10%)

住民の一人あたり所得。地域の経済活力を示す指標であり、商業施設やサービスの充実度とも相関します。

対象自治体について

本ランキングでは人口3万人以上で地価公示データがある自治体を対象としています。一定の都市機能(スーパー、病院、学校等)が揃っている自治体に絞ることで、実際に生活しやすい移住先を紹介しています。

3. ランキング TOP50

人口3万人以上・地価データありの自治体を総合スコアで並べたランキングです。TOP50の平均地価は247,971円/m²、うち人口増加中の自治体は27市区町村です。

1 東京都 千代田区
140.7
地価: 3,282,857円/m² 財政力: 0.00 医師: 290.2/万人 人口: 66,680
2 栃木県 壬生町
108.5
地価: 31,345円/m² 財政力: 0.82 医師: 170.5/万人 人口: 39,474
3 山梨県 中央市
106.0
地価: 26,940円/m² 財政力: 0.67 医師: 157.9/万人 人口: 31,216
4 栃木県 下野市
105.9
地価: 41,307円/m² 財政力: 0.72 医師: 157.8/万人 人口: 59,507
5 愛媛県 東温市
105.6
地価: 45,260円/m² 財政力: 0.49 医師: 174.6/万人 人口: 33,903
6 東京都 文京区
102.2
地価: 1,273,550円/m² 財政力: 0.00 医師: 200.6/万人 人口: 240,069
7 埼玉県 毛呂山町
99.4
地価: 37,050円/m² 財政力: 0.61 医師: 156.1/万人 人口: 35,366
8 大分県 由布市
96.8
地価: 29,740円/m² 財政力: 0.42 医師: 155.9/万人 人口: 32,772
9 千葉県 鴨川市
96.4
地価: 23,700円/m² 財政力: 0.51 医師: 152.6/万人 人口: 32,116
10 東京都 港区
92.5
地価: 2,495,909円/m² 財政力: 0.00 医師: 129.3/万人 人口: 260,486
11 沖縄県 西原町
91.9
地価: 99,814円/m² 財政力: 0.66 医師: 133.5/万人 人口: 34,984
12 大阪府 大阪狭山市
89.0
地価: 106,725円/m² 財政力: 0.68 医師: 121.3/万人 人口: 58,435
13 愛知県 豊明市
86.9
地価: 124,227円/m² 財政力: 0.88 医師: 117.8/万人 人口: 69,295
14 愛知県 長久手市
83.1
地価: 172,731円/m² 財政力: 1.06 医師: 101.4/万人 人口: 60,162
15 茨城県 つくば市
82.4
地価: 67,364円/m² 財政力: 1.05 医師: 60.5/万人 人口: 241,656
16 高知県 南国市
82.3
地価: 57,975円/m² 財政力: 0.61 医師: 102.0/万人 人口: 46,664
17 東京都 中央区
81.3
地価: 1,762,500円/m² 財政力: 0.00 医師: 99.9/万人 人口: 169,179
18 沖縄県 南風原町
80.6
地価: 110,250円/m² 財政力: 0.64 医師: 80.9/万人 人口: 40,440
19 東京都 新宿区
78.8
地価: 1,007,308円/m² 財政力: 0.00 医師: 139.9/万人 人口: 349,385
20 千葉県 印西市
77.4
地価: 45,231円/m² 財政力: 1.04 医師: 29.3/万人 人口: 102,609
21 静岡県 長泉町
75.6
地価: 124,833円/m² 財政力: 1.26 医師: 66.9/万人 人口: 43,336
22 鳥取県 米子市
74.3
地価: 31,707円/m² 財政力: 0.67 医師: 60.5/万人 人口: 147,317
23 埼玉県 日高市
74.3
地価: 49,513円/m² 財政力: 0.86 医師: 63.4/万人 人口: 54,571
24 奈良県 橿原市
73.1
地価: 95,405円/m² 財政力: 0.71 医師: 74.8/万人 人口: 120,922
25 千葉県 成田市
73.0
地価: 63,679円/m² 財政力: 1.29 医師: 43.4/万人 人口: 132,906
26 長野県 松本市
72.5
地価: 50,515円/m² 財政力: 0.72 医師: 54.8/万人 人口: 241,145
27 茨城県 阿見町
72.3
地価: 28,462円/m² 財政力: 0.91 医師: 38.9/万人 人口: 48,553
28 島根県 出雲市
72.3
地価: 28,029円/m² 財政力: 0.56 医師: 48.7/万人 人口: 172,775
29 福岡県 福津市
71.9
地価: 61,750円/m² 財政力: 0.58 医師: 20.1/万人 人口: 67,033
30 福岡県 苅田町
71.8
地価: 37,383円/m² 財政力: 1.24 医師: 18.0/万人 人口: 37,684
31 長崎県 大村市
71.6
地価: 43,200円/m² 財政力: 0.63 医師: 43.0/万人 人口: 95,397
32 愛知県 弥富市
71.6
地価: 65,800円/m² 財政力: 0.96 医師: 49.5/万人 人口: 43,025
33 兵庫県 小野市
71.3
地価: 34,980円/m² 財政力: 0.71 医師: 51.1/万人 人口: 47,562
34 福岡県 久留米市
71.1
地価: 58,965円/m² 財政力: 0.66 医師: 54.3/万人 人口: 303,316
35 山口県 宇部市
70.7
地価: 27,033円/m² 財政力: 0.72 医師: 53.1/万人 人口: 162,570
36 茨城県 土浦市
70.5
地価: 30,341円/m² 財政力: 0.86 医師: 34.3/万人 人口: 142,074
37 岐阜県 美濃加茂市
70.4
地価: 38,900円/m² 財政力: 0.81 医師: 36.2/万人 人口: 56,689
38 群馬県 前橋市
70.2
地価: 50,919円/m² 財政力: 0.80 医師: 47.2/万人 人口: 332,149
39 埼玉県 伊奈町
69.8
地価: 84,560円/m² 財政力: 0.85 医師: 46.4/万人 人口: 44,841
40 熊本県 菊陽町
69.5
地価: 74,413円/m² 財政力: 0.97 医師: 27.5/万人 人口: 43,337
41 岡山県 岡山市
69.4
地価: 64,804円/m² 財政力: 0.77 医師: 44.4/万人 人口: 724,691
42 佐賀県 佐賀市
69.3
地価: 47,888円/m² 財政力: 0.64 医師: 48.1/万人 人口: 233,301
43 徳島県 小松島市
69.2
地価: 32,567円/m² 財政力: 0.57 医師: 63.6/万人 人口: 36,149
44 福岡県 飯塚市
68.9
地価: 25,664円/m² 財政力: 0.50 医師: 47.6/万人 人口: 126,364
45 岡山県 倉敷市
68.9
地価: 50,191円/m² 財政力: 0.86 医師: 40.3/万人 人口: 474,592
46 山形県 山形市
68.7
地価: 61,991円/m² 財政力: 0.76 医師: 50.3/万人 人口: 247,590
47 千葉県 旭市
68.3
地価: 28,300円/m² 財政力: 0.49 医師: 49.6/万人 人口: 63,745
48 三重県 津市
68.3
地価: 41,945円/m² 財政力: 0.70 医師: 42.9/万人 人口: 274,537
49 宮崎県 宮崎市
68.1
地価: 50,022円/m² 財政力: 0.69 医師: 40.1/万人 人口: 401,339
50 徳島県 徳島市
68.1
地価: 73,020円/m² 財政力: 0.80 医師: 52.0/万人 人口: 252,391

※ 人口3万人以上・地価データありの自治体が対象。各データはe-Stat・国土交通省地価公示の最新データに基づく。

4. 傾向分析

郊外の中核都市が高評価

ランキング上位には、大都市圏から適度な距離にある中核的な都市が多く見られます。これらの都市は都市部と比べて地価が大幅に安い一方で、病院・商業施設・教育機関といった生活インフラが整っており、リモートワーカーにとってバランスの良い環境を提供しています。

財政力のある地方都市に注目

財政力指数が高い地方都市は、行政サービスの質が安定しています。移住支援制度の充実など、自治体独自の取り組みが期待できる点も魅力です。

人口増加エリアの安心感

TOP50のうち27自治体が人口増加中です。人口が増えている地域は、商業施設や公共サービスが維持されやすい傾向があります。移住後の「こんなはずでは」を避けるためにも、人口動態は重要なチェックポイントです。

5. 移住前に確認すべきポイント

リモートワーク移住を成功させるためには、ランキングだけでは測れない要素も事前に確認しておきましょう。

1.

インターネット回線:本ランキングにはネット回線データは含まれていません。光回線の提供エリアかどうかは別途確認しましょう。

2.

コワーキングスペース:本ランキングには含まれていませんが、自宅以外の作業場所の有無も重要です。近年は地方都市でも増えています。

3.

出社頻度とアクセス:完全リモートでない場合、月に数回の出社に対応できる交通手段を確認。新幹線駅や空港へのアクセスも考慮しましょう。

4.

移住支援制度:多くの自治体がテレワーク移住者向けの支援金や住宅補助を設けています。各自治体の移住相談窓口に問い合わせてみましょう。

5.

お試し移住:いきなり移住するのではなく、まずは短期滞在で実際の生活を体験してみることをおすすめします。

マチスコアでは子育て・医療・教育・財政・住環境・将来性の6軸総合評価で自治体を多角的に分析しています。地価ランキング住環境ランキングもあわせてご確認ください。

6. テレワーク移住の現実 — 成功する人・苦労する人

テレワーク移住は魅力的な選択肢ですが、成功するかどうかは事前の準備と期待値の設定にかかっています。移住後に「こんなはずでは」とならないよう、現実的なポイントを押さえておきましょう。

通信環境の確認は最優先

テレワークの生命線はインターネット回線です。光回線の全国的な普及率は高く、地方都市の市街地であればほぼ問題なく利用できます。しかし、山間部や過疎地域では光回線が未整備のエリアも存在します。移住前に、候補地で利用可能な回線の種類と速度を必ず確認しましょう。オンライン会議が多い仕事であれば、上り・下りともに安定した速度が出るかが重要です。モバイル回線をバックアップとして確保しておくことも、万が一の回線トラブルに備える有効な手段です。

ハイブリッドワーク対応の交通アクセス

完全リモートワークではなく、月に数回の出社が求められる「ハイブリッドワーク」のケースは少なくありません。この場合、新幹線の停車駅や空港へのアクセスが移住先選びの重要な条件になります。新幹線で東京まで1〜2時間圏内の地方都市は、月数回の出社にも対応しやすく、テレワーク移住先として人気があります。出社頻度と交通費の負担(自己負担か会社負担か)も事前に確認しておきましょう。

地域コミュニティとの関わり方

テレワーク移住で苦労しやすいのが、地域コミュニティとの関係構築です。在宅で仕事をしていると、地域との接点が生まれにくく、孤立感を感じるケースがあります。地域のコワーキングスペースを活用すれば、地元の起業家やフリーランスとのつながりが生まれ、仕事面でも刺激を受けることができます。近年は地方都市でもコワーキングスペースの開設が増えており、自治体が運営するものや、移住者向けのコミュニティイベントを開催しているところもあります。子育て世帯であれば、保育園や学校を通じた保護者同士のつながりも、地域に溶け込む大切なきっかけになります。

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