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自然が豊かな移住先ランキング TOP50

森林率・可住地面積・人口密度で測る、自然環境に恵まれた自治体ランキング。自然の中でのびのびと暮らせる街を政府統計データで紹介します。

最終更新:2026年3月 ・ 出典:e-Stat

都市部の喧騒を離れ、自然に囲まれた環境で暮らしたいと考える方が増えています。森林浴やアウトドアアクティビティが日常になる生活は、心身の健康に良い影響を与えるとされています。子どもの成長にとっても、自然の中での遊びや学びは貴重な経験となります。

この記事では、政府統計データに基づき、森林率・可住地面積の広さ・人口密度の低さを総合的にスコアリングし、自然環境が豊かな自治体をランキング形式で紹介します。

1. 自然環境と暮らしの質

自然環境の豊かさは、暮らしの質に多方面で影響を与えます。森林や緑地が多い地域は空気が清浄で、ストレス軽減やリラクゼーション効果があるとされています。

心身の健康

森林浴や自然の中でのウォーキングはストレスホルモンを低下させる効果があるとされています。自然環境が身近にある暮らしは、日常的な健康増進につながります。

子どもの発達

自然の中での遊びは子どもの創造性や問題解決能力を育むとされています。川遊び、虫取り、山登りなど、都市部では体験しにくい活動が日常的にできる環境は、子育てにおいて大きな魅力です。

アウトドア活動

登山、釣り、キャンプ、スキーなどのアウトドアアクティビティが身近な環境は、趣味や余暇の充実につながります。週末に遠出しなくても自然を楽しめます。

ゆとりある生活空間

人口密度が低い地域では、広い敷地に庭付きの住宅を持つことも可能です。家庭菜園やガーデニングを楽しむ余裕のある生活空間が手に入ります。

2. 自然の豊かさを測る指標

自然環境の豊かさを客観的に評価するため、本ランキングでは以下の3つの指標を使用しています。

評価指標

森林率(40%)

総面積に対する森林面積の割合。森林率が高いほど自然環境が豊かな地域と評価します。マチスコアに掲載されている自治体の平均森林率は51.3%です。

可住地面積(30%)

人が居住可能な面積の広さ。可住地面積が広いほど、ゆとりある生活空間が確保しやすくなります。

人口密度の低さ(30%)

可住地面積あたりの人口密度。密度が低いほど、混雑の少ないゆったりとした環境で暮らせます。

3. ランキング TOP50

人口1万人以上で森林率・可住地面積データがある自治体を総合スコアで並べたランキングです。

1 岐阜県 飛騨市
92.0%
可住地: 5925.0km² 密度: 4人/km² 人口: 22,538
2 福井県 南越前町
91.0%
可住地: 3034.0km² 密度: 3人/km² 人口: 10,002
3 福島県 南会津町
91.0%
可住地: 7989.0km² 密度: 2人/km² 人口: 14,451
4 岐阜県 揖斐川町
90.9%
可住地: 7285.0km² 密度: 3人/km² 人口: 19,529
5 三重県 尾鷲市
91.1%
可住地: 1713.0km² 密度: 9人/km² 人口: 16,252
6 和歌山県 新宮市
90.5%
可住地: 2413.0km² 密度: 11人/km² 人口: 27,171
7 岩手県 宮古市
90.1%
可住地: 11850.0km² 密度: 4人/km² 人口: 50,369
8 岐阜県 下呂市
89.8%
可住地: 8601.0km² 密度: 4人/km² 人口: 30,428
9 岩手県 山田町
89.9%
可住地: 2667.0km² 密度: 5人/km² 人口: 14,320
10 長崎県 対馬市
89.4%
可住地: 7444.0km² 密度: 4人/km² 人口: 28,502
11 岐阜県 郡上市
89.4%
可住地: 10880.0km² 密度: 4人/km² 人口: 38,997
12 兵庫県 宍粟市
89.0%
可住地: 7209.0km² 密度: 5人/km² 人口: 34,819
13 和歌山県 那智勝浦町
88.9%
可住地: 2034.0km² 密度: 7人/km² 人口: 14,137
14 高知県 安芸市
88.6%
可住地: 3603.0km² 密度: 5人/km² 人口: 16,243
15 兵庫県 神河町
88.5%
可住地: 2111.0km² 密度: 5人/km² 人口: 10,616
16 高知県 いの町
88.3%
可住地: 4641.0km² 密度: 5人/km² 人口: 21,374
17 岩手県 釜石市
88.2%
可住地: 5136.0km² 密度: 6人/km² 人口: 32,078
18 京都府 南丹市
87.9%
可住地: 7437.0km² 密度: 4人/km² 人口: 31,629
19 長野県 木曽町
87.8%
可住地: 5737.0km² 密度: 2人/km² 人口: 10,584
20 和歌山県 田辺市
87.9%
可住地: 12404.0km² 密度: 6人/km² 人口: 69,870
21 徳島県 三好市
87.7%
可住地: 8748.0km² 密度: 3人/km² 人口: 23,605
22 三重県 熊野市
87.8%
可住地: 4528.0km² 密度: 4人/km² 人口: 15,965
23 高知県 香美市
87.7%
可住地: 5942.0km² 密度: 4人/km² 人口: 26,513
24 三重県 紀北町
87.6%
可住地: 3133.0km² 密度: 5人/km² 人口: 14,604
25 岩手県 大槌町
87.6%
可住地: 2472.0km² 密度: 4人/km² 人口: 11,004
26 鹿児島県 屋久島町
87.4%
可住地: 5667.0km² 密度: 2人/km² 人口: 11,858
27 高知県 室戸市
87.0%
可住地: 3197.0km² 密度: 4人/km² 人口: 11,742
28 岐阜県 高山市
87.0%
可住地: 27429.0km² 密度: 3人/km² 人口: 84,419
29 高知県 四万十町
86.7%
可住地: 8449.0km² 密度: 2人/km² 人口: 15,607
30 島根県 隠岐の島町
86.7%
可住地: 3225.0km² 密度: 4人/km² 人口: 13,433
31 大分県 佐伯市
86.6%
可住地: 12054.0km² 密度: 6人/km² 人口: 66,851
32 山梨県 大月市
86.6%
可住地: 3748.0km² 密度: 6人/km² 人口: 22,512
33 島根県 邑南町
86.4%
可住地: 5688.0km² 密度: 2人/km² 人口: 10,163
34 岡山県 鏡野町
86.4%
可住地: 5253.0km² 密度: 2人/km² 人口: 12,062
35 島根県 益田市
86.4%
可住地: 9960.0km² 密度: 5人/km² 人口: 45,003
36 埼玉県 秩父市
86.3%
可住地: 7932.0km² 密度: 8人/km² 人口: 59,674
37 岡山県 新見市
86.0%
可住地: 10286.0km² 密度: 3人/km² 人口: 28,079
38 静岡県 静岡市 葵区
86.3%
可住地: 14663.0km² 密度: 17人/km² 人口: 249,297
39 京都府 京都市 左京区
87.1%
可住地: 3171.0km² 密度: 52人/km² 人口: 166,039
40 兵庫県 香美町
85.9%
可住地: 5200.0km² 密度: 3人/km² 人口: 16,064
41 京都府 京都市 右京区
86.8%
可住地: 3843.0km² 密度: 53人/km² 人口: 202,047
42 長野県 山ノ内町
85.6%
可住地: 3053.0km² 密度: 4人/km² 人口: 11,352
43 岩手県 久慈市
85.5%
可住地: 9022.0km² 密度: 4人/km² 人口: 33,043
44 高知県 土佐清水市
85.4%
可住地: 3799.0km² 密度: 3人/km² 人口: 12,388
45 福井県 大野市
85.2%
可住地: 12804.0km² 密度: 2人/km² 人口: 31,286
46 三重県 南伊勢町
85.1%
可住地: 3584.0km² 密度: 3人/km² 人口: 10,989
47 広島県 廿日市市
85.5%
可住地: 6649.0km² 密度: 17人/km² 人口: 114,173
48 岐阜県 本巣市
85.1%
可住地: 5593.0km² 密度: 6人/km² 人口: 32,928
49 北海道 遠軽町
84.5%
可住地: 20527.0km² 密度: 1人/km² 人口: 19,241
50 高知県 宿毛市
84.6%
可住地: 4406.0km² 密度: 4人/km² 人口: 19,033

※ 人口1万人以上・森林率データありの自治体が対象。各データはe-Statの最新データに基づく。

4. 傾向分析

山間部の自治体が上位に

森林率が高い自治体は、山間部に位置するケースが大半です。これらの地域は四季折々の美しい景観が楽しめ、登山やハイキングなどのアウトドアアクティビティが身近にあります。一方で、冬季の積雪や交通アクセスの面では考慮が必要です。

海辺の自治体にも注目

森林だけでなく、海に面した自治体も自然環境の豊かさという点で魅力的です。本ランキングは森林率を重視していますが、可住地面積の広さや人口密度の低さで高スコアとなる沿岸部の自治体も含まれています。海と山の両方が楽しめる地域は、多彩な自然体験が可能です。

広い可住地面積のメリット

可住地面積が広い自治体では、住宅の敷地を広く確保しやすく、庭付き一戸建てや家庭菜園のある暮らしが実現しやすくなります。子どもが走り回れる広い庭や、ペットを飼いやすい環境も、自然豊かな地域ならではの魅力です。

5. 自然豊かな街の注意点

自然豊かな地域への移住には多くのメリットがありますが、事前に確認すべきポイントもあります。

1.

医療アクセス:自然豊かな地域は医療機関が少ない傾向にあります。最寄りの総合病院までの距離や救急医療体制を確認しましょう。医療アクセスランキングもご参照ください。

2.

学校の選択肢:人口密度が低い地域では、学校の統廃合が進んでいるケースがあります。通学距離や学校の規模を確認しましょう。

3.

自然災害リスク:山間部は土砂災害、沿岸部は津波・高潮のリスクがあります。ハザードマップを確認し、災害リスクの低い地区を選びましょう。

4.

買い物・交通:日常的な買い物に自動車が必要な地域が多いです。最寄りのスーパーまでの距離や冬季の道路状況も確認しましょう。

マチスコアでは子育て・医療・教育・財政・住環境・将来性の6軸総合評価で自治体を多角的に分析しています。自然環境と生活利便性のバランスが取れた移住先を見つけるために、診断ツールもぜひご活用ください。

6. 自然環境が子どもの成長に与える影響

自然豊かな環境で育つことは、子どもの発達に多面的な良い影響を与えるとされています。一方で、自然環境ならではの注意点もあります。メリットとデメリットの両面を理解した上で、移住先を検討しましょう。

体験活動の教育的意義

文部科学省は「体験活動の教育的意義」として、自然体験が子どもの「生きる力」を育むことを提唱しています。川遊び、虫取り、山歩き、農作業体験などの自然体験は、子どもの好奇心や探究心を刺激し、創造性を育む効果があるとされています。また、自然の中での身体活動は基礎体力の向上にもつながり、外遊びの機会が多い子どもは体力テストのスコアが高い傾向が見られます。さらに、自然の中でのグループ活動は協調性やコミュニケーション能力の発達を促すとも言われています。

ストレス耐性と情緒の安定

自然環境に日常的に接することで、子どものストレス耐性が高まるとする研究知見があります。緑の多い環境で暮らす子どもは、情緒が安定しやすく、集中力が維持しやすいとされています。森林や公園での遊びは、五感をフルに使う活動であり、デジタルデバイスから離れて過ごす時間を自然に確保できる点も、現代の子育てにおいて注目されています。

自然豊かな環境のデメリットも理解する

自然環境の豊かさにはトレードオフもあります。虫刺されやマダニ、ヘビなどの危険生物への対策は必須です。山間部ではクマやイノシシなどの獣害リスクもあり、子どもだけでの外出には注意が必要な地域もあります。また、自然豊かな地域は都市部から離れていることが多く、救急病院や小児科へのアクセスに時間がかかる場合があります。子どもの急病時の対応手段を事前に確認しておくことが重要です。自然環境の魅力と医療アクセスのバランスを考え、自分の家族にとって最適な環境を選びましょう。

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